高等教育の質の向上が社会的課題となっており、それに必要な環境整備の一環として、電子的学習資源の製作・流通・共有の実現が重要になってきています。こうした課題意識のもとに、私たち「大学学習資源コンソーシアム」では、高等教育における著作物の教育・学習目的利用にかかる関係団体等との調整、必要となるシステム基盤の検討などに取り組んできました。
本フォーラムでは、日本文藝家協会知的所有権委員長であり教育者でもある作家の三田誠広氏をお招きし、それぞれの立場から、著作物の教育・学習目的利用にかかる諸問題についてお話しいただき、ICT環境下の大学教育における学習資源のあるべき姿について展望する機会としたいと存じます。