ミュージアムの中には、展覧会企画や作品調査、教育普及プログラムなどミュージアムのさまざまな活動を支える一部門として図書館が設置されています。
新しい未来を切り拓くために、ミュージアムがその内部にコレクションやアーティストに関する知識を豊富に蓄えておくことは欠かせません。これからのリーダーやキュレーターには、分野固有の専門知識を備え、膨大な情報やデータを駆使し、課題を明らかにしていくことが求められています。
こうしたミュージアムの情報収集・分析のプロセスにおいて、ミュージアムライブラリーが果たしている資料収集・整理の役割は決して小さくはないでしょう。
本フォーラムでは、ミュージアムの舞台裏である図書館が果たしている機能と役割について、国立西洋美術館研究資料センター、横浜美術館美術情報センター、東京都江戸東京博物館図書室の3館の事例をご紹介いたします。